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事前準備からヒースロー空港まで

必携の本


 何と言っても欠かせないのが『トーマスクックの時刻表』だ。これはヨーロッパの鉄道の時刻表だ。日本で手に入るけれど、中身はすべて英語である。

 英語ができない人は不安を持つかも知れないけれど、出てくるのは都市の名前だからそれほど難しくない。ローマ字読みをすれば、おおよそ分かる。

 それから『地球の歩き方』(ダイヤモンド社)ね。紙媒体だから情報が古いとか実際と違っていたとかそういう欠点はあるけれど、初めて外国を回る時にはけっこう参考になる。


 言うまでもないけれど、パスポートや航空機の予約もしておいた。それからクレジットカードもあったほうがいい。海外で現金を持ち歩くのは危険だからね。公衆電話からクレジットカードで日本に国際電話をかけることもできるなど、利用価値は高い。

 海外ではJCBカードより、VISAカードのほうが圧倒的に使える。JCBカードは日本生まれのカードだけれど、VISAカードは海外のカードだからだろう。


 荷物はかさばらないようにすることが一番重要だと思う。私は化学繊維のシャツを1つ買い、これだけで通した。化学繊維のシャツは温かいし、ホテルでシャワーを浴びるついでに洗って干しておけばすぐに乾くから、毎日洗えて毎日着ることができる。本当に便利!


ニコンのニューFM2


 私が持ち歩いたカメラはニコンの一眼レフFM−2。デジカメではないから、もちろんフィルムを持って行った。一眼レフなのでけっこう重いけれど、このニコンFM−2は大変頑丈にできているから、壊れる心配をする必要がないのがいい。


 日本からポルトガルへの直行便はない。そこで、イギリス経由でポルトガルに入ることにする。

 英国航空(ブリティッシュエアウエイズ)で成田空港から英国ヒースロー空港に飛ぶ予定で、成田空港の出発ラウンジで待っていたら、突然名前を呼ばれた。カウンターに行ってみたところ、「ダブルブッキングをしてしまったので、あなたの座席をエコノミーからビジネスクラスに変えたいのですが、いいですか?」と聞かれた。何て素晴らしいんだ! 私は「もちろん!」と即答した。

 座席は広く快適である。こんな幸運があっていいのだろうか。ところが、喜んでばかりはいられない事態が起きる。座席が最前列の窓際なので食事や飲み物をいつも一番に聞かれるのだ。しかも、乗務員が英国人らしく、英語で聞いてくる。

 「……ジャパニーズ……?」

 お前は日本人かと聞かれたと思って、「イエス、ジャパニーズ!」と胸を張って答えたら、実は食事を「和食」(ジャパニーズ)にするか「洋食」にするか聞いていたらしい。和食の食事が運ばれてきて初めて質問の意味に気づいたのだが、時すでに遅し。隣の席の日本人男性はステーキを食べている。私が食べたかったのもそれなんだけどなー。


ヒースロー空港の出発ラウンジ


 ヒースロー空港には現地時間の午後3時(日本時間午前0時)ごろに着いた。バスで第1ターミナルに移動。パブがあるので、コーラとハムサンドを食べる。午後8時(日本時間午前5時)ごろの飛行機なので、待ち時間が長い。ホットコーヒーを飲む。

 時差ボケと眠気でボーッとする。出発ラウンジにはいろんな国の人が行き交う。インド風の女性やスペイン系のような人、黒人、白人……。珍しい光景だから面白い。面白いけれど、眠い。

 リスボン空港行きの飛行機は満席だ。ざっと見渡すと、日本人は私だけのようだ。周囲を外国人に囲まれる状況はなかなか貴重だ。

 それにしても座席が狭い。日本人の私が狭いと感じるのだから、体の大きな外国人にはかなり窮屈ではないか?


 機内食は、

・チーズ+セロリ ・オレンジジュース ・パンとバター ・クラッカー2枚 ・コーヒー ・ミネラルウォーター ・ブルーベリーのスポンジケーキ

 どれも味はイマイチである。でも、隣の席のおじさんは、紙ナプキンを行儀よく膝の上に載せて食べている。ナプキンを膝に置く習慣が日本人にはないから、つい感心してしまう。






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